台湾南部を旅行するなら、高雄と台南どっちに宿泊すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
高雄は台湾第2の都市として交通の便が良く、グルメやショッピング、夜市など都市的な魅力にあふれた街。
一方、台南は台湾最古の都市であり、歴史的建造物や伝統的なグルメが楽しめる文化都市として知られています。
それぞれに違った魅力があるため、どちらに泊まるかによって旅の雰囲気が大きく変わってきます。
そこで今回この記事では、高雄と台南どっちに泊まる?日帰りの移動方法や観光スポットを紹介します!
両都市の特徴やおすすめ観光スポット、アクセス方法、日帰り旅行のコツなどを詳しくご紹介します。
実際に私は、移動手段の観点から高雄に泊まって台南を日帰りで訪れました!
しかし、台南の雰囲気もとても魅力的だったので、どっちを選ぶかを考えるポイントをいくつかお伝えしていければと思います。
台湾南部を効率的に、そして充実して楽しむためのヒントが満載です!
旅のスタイルや興味に合わせて、自分にぴったりの滞在先を見つけてくださいね。
高雄と台南どっちに泊まる?

冒頭でもお伝えした通り、私は高雄のホテルに2泊し、2日目に台南に日帰りで訪れました。
両都市を知るのに十分とは言えない時間でしたが、雰囲気を味わうという面では両方行けてよかったと思います。
高雄に泊まることにした決め手
高雄と台南どっちも魅力的な都市で宿もいろいろ調べましたが、私が高雄に泊まることにした1番の決め手を紹介します!
それは台北から新幹線(高鐡こうてつ)で台湾南部に行くなら高雄が便利だからです!
台南にも高鐡はとまるのですが、高鐡の駅から各都市の中心部への距離に関係しています。
高雄の高鐡が止まる新左榮駅から、高雄の夜市などがある中心部エリアに近い美麗島駅までは、MRT(地下鉄)で13分ほどです。
台鉄(在来線)でも新左榮駅から高雄駅までは10分ほどと、アクセスがいいのがメリットですね。
それに対し、高鐡台南駅から台南中心部までは13kmほど離れており、台鉄台南駅まで約25分。
高鐡を利用すると無料で乗車可能なシャトルバスは、約50分もかかるそうです。
旅の日程に余裕がある人は台南でもいいかもしれませんが、あまり時間がない人で台北から高鐡移動をする人は高雄に泊まる方が観光に使える時間が増えると思います!
高雄から台南へ日帰り旅行

移動に便利ということで高雄に宿泊し、台南へは日帰りで観光することにしました。
高雄から台南への移動方法
高雄から台南への移動手段でおすすめは、台鉄(在来線)です。
所要時間:快速で約35〜50分(普通で約60分)|料金:65〜106元(約300〜500円)
- 出発駅:高雄駅
- 到着駅:台南駅(市の中心部に位置)
➡ 台南の観光に直行したい人におすすめ!
市内の観光スポット(赤崁楼、神農街、台南孔子廟など)へのアクセスが非常に便利です。
ローカルな列車の旅を楽しめます。

高雄観光の魅力

移動の便利さから高雄をおすすめしましたが、どちらの街にも違った魅力があります!
高雄の宿の特徴
高雄の宿泊施設は、都市型の便利さとリーズナブルさ、そして景色や個性も楽しめるのが特徴です。
- コスパが良い
台北に比べて宿泊費が全体的にリーズナブル。ビジネスホテルからおしゃれなブティックホテルまで、幅広い選択肢があり、手頃な価格で快適に泊まれるのが魅力。 - 交通アクセスが良い立地が多い
MRT(地下鉄)や駅近くにある宿が多く、観光地への移動がスムーズ。特に「美麗島駅」や「中央公園駅」周辺は便利で人気のエリア。 - 海や港の景色が楽しめるホテルも
港町ならではの景色を楽しめるホテルも。愛河沿いや旗津フェリー乗り場近くなどでは、夜景が美しいロマンチックな滞在も可能。 - デザイン性の高いホテルが増加中
駁二芸術特区周辺には、リノベーション系のおしゃれなホテルやゲストハウスも多く、アート好きに人気。内装も個性的で、写真映えも◎。 - 日本語対応や観光サポートがしっかりしている所も多い
観光都市として発展しているため、スタッフが日本語対応できるホテルや、日本人観光客に慣れている施設も比較的多く、安心感あり。
「夜市近くに泊まりたい」「海が見えるホテルに泊まりたい」など、目的に合わせて選べるのも高雄の良さです。
高雄の人気観光スポット一覧
- 蓮池潭(れんちたん)
巨大な龍と虎の塔が有名な湖で、願いが叶うと言われる「龍の口から入り、虎の口から出る」順路が人気。

- 駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)
倉庫街をリノベーションしたアートエリア。カフェやギャラリー、ストリートアートが立ち並び、おしゃれな雰囲気。 - 美麗島駅(びれいとうえき)
世界で最も美しい駅の一つと称される、ステンドグラスの「光之穹頂(光のドーム)」が有名。

- 六合夜市(ろくごうよいち)
高雄最大級の夜市で、海鮮や台湾グルメが豊富。観光客にもアクセスしやすく、食べ歩きに最適。

- 旗津半島(きしんはんとう)
フェリーで気軽に行ける海辺のエリア。ビーチやシーフード、灯台などが楽しめるのんびりスポット。 - 寿山(じゅざん・モンキー・マウンテン)
市内中心からすぐの自然豊かな山。野生のサルに会えるハイキングコースとして地元でも人気。 - 愛河(あいが)
川沿いの夜景クルーズが人気。カフェや遊歩道が整備されていて、ロマンチックな散策にぴったり。
台南観光の魅力

台南の宿泊施設は、歴史ある街並みに溶け込むようなレトロな雰囲気と、ローカル体験を大事にした宿が多いのが特徴です。
台南の宿の特徴
- レトロで趣ある宿が多い
古民家や歴史的建物をリノベーションしたゲストハウスやホテルが多く、まるで台南の歴史に「泊まる」ような感覚を味わえます。神農街や中西区エリアに多く存在。 - 小規模&個人経営の宿が豊富
大型チェーンよりも、アットホームで温かみのある小さな宿が主流。オーナーとの会話やローカル情報を教えてもらえるのも楽しみのひとつ。 - グルメ・観光に便利な立地が多い
台南駅や赤崁楼、安平などの観光エリアに近い宿が多く、徒歩や自転車での散策に最適。朝から市場やローカル食堂めぐりも楽しめる立地。 - デザイン系・アート系の宿も増加中
台南の文化やセンスを感じられる、アート性の高いホテルやホステルも増えています。内装やコンセプトにこだわった宿は、写真映えもばっちり。 - 静かで落ち着いた滞在ができる
高雄のような都市的なにぎやかさよりも、ゆったりとした時間を過ごしたい人におすすめ。歴史ある街並みや寺院の近くで静かな朝を迎えるのも魅力。
「文化にどっぷり浸かる」「地元民気分で泊まる」そんな旅をしたいなら、台南の宿はぴったりです。
台南の人気観光スポット一覧
- 赤崁楼(せきかんろう)
オランダ統治時代に建てられた要塞跡。中国風に改築され、美しい装飾と歴史が感じられる名所。 - 台南孔子廟(たいなんこうしびょう)
台湾最古の孔子廟。静かな佇まいと格式高い雰囲気が魅力で、学業成就や合格祈願に訪れる人も。 - 安平古堡(あんぴんこほう)
オランダ人が築いた要塞跡。高台からの眺めやレンガ造りの建物が特徴で、歴史を感じるスポット。 - 安平老街(あんぴんろうがい)
台南最古の商店街。ローカルグルメやお土産、古民家風の雑貨屋が並ぶ、散策にぴったりな通り。 - 大天后宮(だいてんこうぐう)
航海の守り神・媽祖を祀る廟。華麗な装飾と歴史ある空間が圧巻で、地元の人々の信仰も深い場所。 - 神農街(しんのうがい)
レトロな街並みとおしゃれなカフェ・ギャラリーが魅力のストリート。夜はライトアップも楽しめる。

- 台南花園夜市(たイなんかえんよいち)
週末限定の大型夜市。B級グルメやゲーム屋台が集まり、ローカルな活気が体感できる台南の名物。 - 林百貨(リンひゃっか)
1932年創業のレトロモダンな百貨店。日本統治時代の建築が残り、現在はセレクトショップやカフェが入り観光客に人気。屋上の鳥居も見どころ。

高雄と台南どっちに泊まる?日帰りの移動方法や観光スポットを紹介!のまとめ

さて今回は、高雄と台南どっちに泊まる?日帰りの移動方法や観光スポットを紹介しました!
台湾南部の人気都市、高雄と台南。
どっちに泊まるべきか悩む方も多いでしょう。
本記事では、それぞれの魅力や特徴、日帰りでの移動方法、観光スポットを紹介しました。
高雄は交通の便が良く、都会的で洗練された街並みと自然、ショッピング、夜市が楽しめます。
特に蓮池潭や駁二芸術特区など、写真映えスポットも豊富です。
一方、台南は台湾最古の都市として歴史と文化が色濃く残り、廟巡りや伝統的なグルメが堪能できます。
台南孔子廟や赤崁楼など、歴史好きにはたまらないスポットも多数。
高雄と台南は台湾鉄道(台鉄)や高速バスで約30〜40分とアクセスも良く、日帰り移動も十分可能です。
滞在スタイルに合わせて、賑やかさ便利さ重視なら高雄、文化やグルメ重視なら台南がおすすめ。
どちらに泊まっても、もう一方の都市へ気軽に足を伸ばして、南台湾の魅力を存分に楽しんでみてください!