中央アルプス縦走1泊2日: 木曽駒ヶ岳〜檜尾小屋〜空木岳(6月)の記録

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台風と梅雨前線の狭間、2023年6月4日・5日の1泊2日で長野県の中央アルプス、木曽駒ヶ岳と空木岳の登頂を目指し、行ってきました!

どちらも日本百名山のひとつです。

ちなみにわたしはそれまでに主に北海道の山や、日本百名山に含まれる山を10座程は登っているレベルでした。

山を登る人ならほとんどの人が憧れるであろう、長野の山は今回が初めて。

結論から言うと、「泣きそうなほど結構キツかった、、、」というのが正直な感想です。

でもそれ以上に、綺麗な景色の感動と終えてからの達成感がありました!

そんな初めての、中央アルプス縦走1泊2日: 木曽駒ヶ岳〜檜尾小屋〜空木岳(6月)の記録を残しておきます。

今回1泊した檜尾(ひのきお)小屋はとても綺麗で快適に過ごせたので、そちらもご紹介しますので、これから行く予定の方の参考になれば嬉しいです。

目次

中央アルプス縦走1泊2日の行程

かなり大まかですが、実際に行った私たちの行程は下記の通りです。

1日目

駐車場(駒ヶ根スキー場利用) →菅の台バスセンター →中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ →千畳敷カール →木曽駒ヶ岳登頂 →檜尾小屋泊

2日目

檜尾小屋 →空木岳登頂 →下山(直接駐車場まで)

以下、詳細書いていきます!

1日目:駐車場(駒ヶ根スキー場〜檜尾小屋)

1日目は木曽駒ヶ岳登頂と、その日泊まる檜尾小屋に向かう予定でスタートしました!

駐車場〜ロープウェイ

木曽駒ヶ岳から空木岳の縦走ということで、下山後のことを考えて車をどこに止めるか考えましたが、ちょうど空木岳登山口に直結する駒ヶ根スキー場の駐車場が無料で利用できるということで、そこに車を止めました。

そこから、ロープウェイの駅まで行く路線バスの乗り場も徒歩圏内ということで、計画としては順調。

ちなみにロープウェイ駅までは一般車では向かえないので、必ず路線バスに乗ることになります。

バスのチケット売り場でもロープウェイのチケットが購入できました!

帰りは空木岳から降りてくるので、片道チケットを購入。

ちなみに往復チケットだったらモンベル会員の割引が使えたそうです。

片道にも適用してほしいな〜

まずは、時間も調べていたのでスムーズに乗車し、バスでロープウェイ駅まで向かいます!

バスは絶景の中崖すれすれの道をどんどん登っていきます!

バスの中では風景の解説音声が流れるので、乗るだけでも観光気分を味わえておすすめ!

川の青さと、渓谷の美しさが楽しめます。

ロープウェイ〜千畳敷カール

路線バスを降りると空気はヒンヤリ。

ロープウェイも1000mほど上がるので、降りると一気に山の自然環境が身体に染みてきます。

千畳敷カール〜木曽駒ヶ岳

ロープウェイを降り、最後のトイレに行き、登山届を出して、いざ出発!

序盤は少し雪渓がありましたが、気をつけて行けばアイゼンなどは装着しなくても大丈夫でした。

割とすぐに一気に登るところがあり、身体が慣れるまで少ししんどかったですが、どんどん見晴らしがよくなっていきます!

山頂間近の小屋付近に大きなザックをデポして、身軽になって山頂到着!

木曽駒ヶ岳はロープウェイを利用すれば、気軽に3,000m弱の山に登れるのでおすすめです。

木曽駒ヶ岳、2,956m

木曽駒ヶ岳〜檜尾小屋

木曽駒ヶ岳を無事に登頂し、ここからは、その日泊まろうと考えていた檜尾小屋へ向かいます。

ここからは岩をよじ登るような鎖場が増えてきます。

実は私たち、ずっと買おうとは思っていたけど、今がその時だ!ということで直前でヘルメットを購入しました!

そんなに買い替えるものではないので、ある程度のお金出しても納得できるものにしようと思って購入したのが、ブラックダイヤモンドのヘルメット。

色も形もオシャレだしこれにしてよかった!ちなみにわたしはマルベリーという紫色っぽいのにしました。

備えあれば憂いなし。安心感は違います!

ロープウェイを利用して気軽に登れる木曽駒ヶ岳とは違い、ここからは難易度があがりますが、だからこそ見ることができる絶景が続きます。

景色を堪能しながら小屋を目指しますが、思わぬ誤算が、、、

そろそろかなと思って地図で確かめたら、「あれ?まだこんなにあるの?!」

考えていたよりも遠い。

勘違いをしていたのか、1日目はそんなに時間はかからないだろうと思い込んでいただけに、モチベーションが下がり、身体も疲れてきて、精神的にも身体的もちょっとしんどかったです。

時折、途中で出会えた高山植物たちと雷鳥に癒されてなんとか歩き続けることができ、、、

檜尾岳に到着し、「檜尾小屋」の文字を見たときは嬉しくてホッとしました。

檜尾小屋

檜尾小屋に入ると既に1人いらっしゃったのですが、その後は他に誰も来なかったので、私たちは2階部分を利用させてもらいました。

まず、こんなに綺麗な小屋でラッキー!!というのが感想。

トイレもとても綺麗で、それだけで疲れが少し吹き飛ぶ感じ。

登山客が増える夏季は奥にあるもう一棟が開放されるみたいですが、この時は鍵がしまっていました。

完璧な小屋でゆっくり休めるかと思ったのですが、夜中は強風で外が少しうるさく、また標高が高いからか頭が冴えてしまってなかなか寝つけませんでした。。

2日目

2日目は空木岳を目指して出発し、下山の行程。

檜尾小屋〜空木岳

寒いですが朝日も見れたし疲れも少しは取れたので、いざ、この日の目的地、「空木(うつぎ)岳」へ!

少し歩くとさっきまでいた檜尾小屋が遠くにポツンと見えます。いい場所だな〜

写真だととにかく綺麗な景色しか伝わらないと思いますが、かなりしんどくて長かった。。

ほぼ稜線歩きだったと思いますが、アップダウンも多く、いくつもの山頂を越え、いったいいつ着くんだと思いながら必死でした。

しかし、やはり着いた時には、全てが報われる達成感!

天気が最高すぎて本当によかったー。

空木岳、2,864m。

空木岳〜下山

無事に登頂し、あとは下山!

駐車場まで直接降りるので、車に着いたら温泉だぁー!

と意気揚々でしたが、ここからが今回の最難関だったのかも、、、

空木岳から駐車場までの距離がめちゃめちゃ長いんです。

振り返れば、この日朝から歩いてきた稜線が見えます。

なんだか感慨深い景色。

この後、急激に元気がなくなり、たまに撮った植物の写真しか残っていません。。

植物が好きなので、であった植物はまた別でまとめてみようかと思います。

下山がこんなにしんどかったのは初めて。

足が痛くて、ザックが重くて、思ったよりも水の消費量が多くて、下山する少し前に飲みきったので、ギリギリでした。

中央アルプス縦走1泊2日: 木曽駒ヶ岳〜檜尾小屋〜空木岳(6月)の記録のまとめ

今回は、中央アルプス縦走1泊2日: 木曽駒ヶ岳〜檜尾小屋〜空木岳(6月)の記録をご紹介しました!

中央アルプスの景色は、言わずとも最高に素晴らしかったです!

木曽駒ヶ岳はロープウェイを利用して、1日で行けるのでおすすめです!

ですが、空木岳までの1泊2日の縦走になると、「思ったよりも遠いな‥」と思うことが多くて、体力の消耗が激しかったです。

ペースも遅くなるし、遅くなると水も減るし、泣きそうになりながらの下山。

初心者ではないけど、少し久しぶりだったので準備不足を感じました。

ただ、道中は6月に咲く高山植物にも出会えたし、檜尾小屋も綺麗だったので、いいルートだったなと思います!

改めて山登りのための体力作りは重要だと感じましたが、すぐまた山に登りたくなるんですよね!

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